ロシアによるウクライナ侵攻で国際社会が揺れていますね…。
ロシアとの領土問題を抱える日本にとっても、無関係なことではないという声が多く上がっています。
また「これに便乗して中国も台湾侵攻か?」などの声も聞かれますが、今回はそんな台湾に対する中国政府の発言をまとめてみました。
「そもそも台湾ってどんな国なの?」「中国との関係って…?」という方はこちらへ
(台湾の歴史が分かりやすく紹介されていますよ♪)
「台湾問題は内政。ウクライナとは根本的に異なる」
2022/3/16
アメリカ政府が「いかなる状況でもウクライナに軍隊を派遣しない」と表明していることに関し、記者から「台湾での紛争が発生した場合も米国は武器を販売し、台湾に情報を提供すると述べたが、軍隊を派遣する可能性は非常に低い。これについてコメントを。」と求められたことに国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は
☑ 台湾は中国の内政問題。ウクライナとは根本的に異なる
☑ 台湾が独立を求めるためにアメリカに依存するのは間違っている
☑ 台湾の将来・安全・利益・幸福は外に頼るのではなく、中国と台湾両岸の平和的発展と国家の統一によって成る
などと強調。
ロシアが台湾を非友好国・地域に指定「自業自得」
2022/3/14
ウクライナ侵攻をめぐって、アメリカや日本などと共にロシアへの制裁に参加する台湾がロシアから「非友好国・地域」に指定されたのに対し中国外務省の趙立堅副報道局長は
☑ 台湾が制裁を受けるのなら自業自得だ
として台湾の蔡英文政権を批判。
いつも台湾問題について諸外国が触れると「内政干渉だ」と反発する中国だが、ロシアが中国と台湾を区別して制裁を科すことを容認するともとれる発言に対し、Twitterでは反応が続出した。
「台湾は中国の一部。これは国際社会の共通認識」
2021/11/5
国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は
☑ 台湾は中国の一部で主権国家ではない
☑ 国連には当然加盟できず、世界保健機関など国連傘下の専門機関にも加盟できない。これは国際社会の共通認識だ
とし、主にアメリカと台湾が結託して独立を目指す動きを「一つの中国」の原則を破壊するものだとけん制した。